青しま瓜は、6月中旬頃から8月のお盆頃まで収穫される、
出雲地方の夏を代表する伝統野菜です。
鮮やかな緑色の果皮に、縦へ入る濃い緑色の縞模様が特徴で、
皮が厚く、果肉もしっかりしています。
一般的に奈良漬けには白瓜が使われることが多いですが、
出雲では古くから青しま瓜が親しまれてきました。
塩漬けや天日干しをしても実の厚みがしっかり残るため、
仕上がった奈良漬けは歯ごたえがよく、噛むほどに旨みを感じられるのが
青しま瓜ならではの魅力です。
鮮やかな緑色 × 濃い緑の縦縞模様
厚い皮としっかりした果肉、確かな歯ごたえ
天日干しをしても実の厚みが残り、噛むほどに旨み
奈良漬けは白瓜が主流だが、出雲では古くから定番
6月中旬〜8月お盆頃(夏だけの味覚)
真夏の暑い畑で、生産者さんは葉を一枚一枚かき分けながら、
青しま瓜の成長を毎日のように見守っています。
「まだ小さいな」と思っていた瓜が、たった一日で
驚くほど大きく育っていることも珍しくありません。
収穫のタイミングを逃さないよう毎日畑を見回り、
さらに地面とこすれて傷がつかないよう、
一つひとつの瓜の状態にも気を配ります。
昔の出雲では、各家庭で青しま瓜の粕漬(奈良漬)を漬けることが当たり前でした。
収穫した青しま瓜の種を取り、たっぷりの塩で漬け込み、天気の良い日に外へ干す。
そして酒粕に漬け込み、時間をかけて熟成させる。
そんな手間ひまをかけた粕漬は、それぞれの家庭の自慢の味でした。
お茶の時間には、お菓子と一緒に粕漬が並び、
「今年もおいしく漬かったよ。」「うちの粕漬を食べてみて。」
そんな会話を交わしながら、お茶請けとして、ご飯のお供として親しまれてきました。
青しま瓜の粕漬は、出雲の暮らしに寄り添い、
人と人をつないできた伝統の味でもあります。
けんちゃん漬では、この出雲の伝統を大切に受け継ぎ、
昔ながらの製法で青しま瓜を漬け込んでいます。
収穫した青しま瓜は、一つひとつ丁寧に種を取り除き、
温度管理をしながらじっくり塩漬けします。
その後、天気の良い日に外でしっかりと天日干し。
十分に乾燥させた青しま瓜を、出雲地方の酒粕に砂糖を加えて
練り上げた粕床へ漬け込みます。
新漬けは2回、熟成品は3回ほど新しい酒粕へ漬け替えながら、
ゆっくりと旨みを重ねていきます。
時間と手間を惜しまない昔ながらの製法だからこそ、
青しま瓜本来の歯ごたえと、酒粕の豊かな香りが調和した味わいが生まれます。
出雲で昔から親しまれてきた伝統の味、青しま瓜の粕漬。
肉厚な果肉ならではの心地よい歯ごたえと、酒粕の芳醇な香りが広がる、昔懐かしい味わいです。
夏にしか味わえないおいしさを楽しめる浅漬もご用意しています。
青しま瓜をきっかけに、
"出雲の夏野菜ってこんなに美味しいんだ"
"また食べたい"
そう思ってくれる人が全国に広がっていくこと。
それが、けんちゃん漬が青しま瓜を漬け続ける理由です。

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